『災害と減災』をテーマに全6回の連続セミナーを開始

第3回「災害時パニックと情報の役割」

災害時にパニックは付き物なのか。全6回セミナーの第3回目は非常時、緊急時に有益な情報をいかに見分けて取り込むか、パニックを防ぐための知恵を多くの事例を交えてお話します。

 

いつ来るかわからない災害。日本に暮らしていれば、被災する可能性は高い。実際に被災したら、どうするか。日ごろからどんな備えをし、被災時にはどう動いたらいいか。そして、災害を通じて何を学べるのか。エコセン代表でRQ災害教育センター代表理事の広瀬敏通が全6回のセミナーを通じて災害を多角的に紐解きます。


災害時に切実に人々が求める「情報」。情報によって人々は状況の判断を行い、自分の身の振り方を決定し、身内の安否を知ることが出来ます。ところが、情報には誤報や恣意的な操作もあり、人々を翻弄する性質も持っていることは東日本大震災と、福島原発をめぐる状況の中でよく知れるところとなりました。情報の素顔は2面性どころか多面性と言ってもいいでしょう。さらに、災害時にはこうした情報のかく乱によってパニックが心配されています。はたして、パニックは災害時に付き物なのか。必然的に発生するのだろうか。

災害と減災連続セミナーの第3回は『災害時パニックと情報』と題して、非常時、緊急時に有益な情報をいかに見分けて取り込むか、パニックを防ぐための知恵を多くの事例を交えてお話します。

 

全6回の講師は広瀬敏通RQ災害教育センター代表理事。ぜひご参加ください

 

 

[全6回スケジュール]

第1回

 

災害大国の日本

2012年11月7日(水)19:00~21:00

第2回

災害と都市

2012年11月21日(水)19:00~21:00

首都圏直下地震や名古屋、大阪など都市圏での深刻な被害予想の中身を検証。都市で生き抜く知恵を伝えます。

第3回

災害時パニックと情報の役割り

2012年12月5日(水)19:00~21:00

パニックを多角的に調べ、その仕組み説き明かします。さらに情報の持つ力と怖さも豊富な事例で検証します。

第4回

日本の防災と減災、助かるメカニズム

2012年12月19日(水)19:00~21:00

防災では優れた実績の日本が、「想定外」の災害で敗れ去った東日本大震災。マニュアルではない実践的な防災減災について話します。

第5回

災害ボランティア「救援から復興支援へ」

2013年1月9日(水)19:00~21:00

「無償の行為」ではなく「自発的な行為」がボランティア。ボランティアの役割りと効果、その可能性について見てみます。

第6回

災害現場は学びの場《災害教育》

2013年1月23日(水)19:00~21:00

被災地に行ってくると自分が一皮むける、そんな経験は誰にでもあります。ところがそれこそが災害大国でとても重要な意味を持ってくるのです。

 

 

★連続セミナー『災害と減災』@西日暮里★

第3回「災害時パニックと情報の役割」

 

【全6回スピーカー】広瀬敏通(日本エコツーリズムセンター代表理事、RQ災害教育センター代表理事)

【日時】2012年12月5日(水)19:00-21:00

【参加費】2,000円(飲み物、テキスト付)

【主催】NPO法人日本エコツーリズムセンター

【共催】一般社団法人RQ災害教育センター

【場所】日本エコツーリズムセンター事務所

    東京都荒川区西日暮里5-38-5 日能研ビル2F

 

 

【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター

  TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972

 

【お申込み】下記のお申込みフォームまたは電話(03-5834-7966)、ファックス(03-5834-7972)でお名前、メールアドレス、ご連絡先電話番号を日本エコツーリズムセンター事務局にお知らせください。

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*日本エコツーリズムセンターのサイトに移動します。

 

 

広瀬敏通(ひろせとしみち) 20代はアジア各地で個人NGOや国際ボランティアとして村つくりや難民キャンプ支援を行い、1982年に国内最初の自然学校となるホールアース自然学校を創設。冒険好きな子どもたちの育成に尽くした。国内外で自然学校やエコツーリズムを普及し、現在3700校ある日本の自然学校の第一人者として多くの自然学校人材を育てた。

政府の災害救援専門機関「国際緊急援助隊」創設メンバー。阪神淡路大震災では東灘小のボラセン、中越地震では川口町ボラセンをそれぞれ立ち上げて活動。スマトラやペルーにもスタッフを派遣し救援活動を行った。東日本大震災では2日後にRQ(レスキュー)市民災害救援センターを立ち上げ、現在、一般社団法人RQ災害教育センター代表理事。

 

RQ市民災害救援センター

東日本大震災の救援活動のためにRQ市民災害救援センターを発足。9カ月間で延べ4万5千人のボランティアを被災地に派遣。支援物資を届ける緊急支援から、被災前の地域や暮らしの姿を記録する”聞き書き”まで活動は多岐にわたった。

 

2004年の中越地震では震度7を記録した新潟県川口町にボランティアセンターを設置。多いときには800人(1日)押し寄せるボランティアと毎日全体ミーティングを欠かさず、強いコミュニケーションをとることで、効果的な活動を行った。このときから《情報共有で自主自律・ボランティアのためのボランティア》などのユニークな活動が評判になった。

 

12/5 連続セミナー『災害と減災』第3回「災害時パニックと情報の役割」