[第4回]

地域を元気にするフットパス

ありのままの風景を活かす美里式フットパスのすすめ

ありのままの地域の風景を、歩く速度と目線で楽しむ“歩く旅”が、が注目されています。そのひとつが「フットパス」。全国に数あるフットパスコースの中で、「美里式フットパス」といわれる地域住民参加型の方法で地域を元気にしているのが熊本県美里町です。その生みの親であり、歩く文化の創造を掲げて全国を行脚する井澤るり子さんに、フットパスによる地域づくりや地域社会に受け入れられるための心得などをお聞きします。

井澤るり子

講師・井澤るり子

[合同会社フットパス研究所 代表]

熊本県下益城郡美里町在住。地域に残る豊かな文化・景観を歩きながら楽しむ「フットパス」を各地に普及させ、地域の素晴らしさを伝えるインタープリターとして活躍中。2016年7月、フットパスの全国展開に向け「合同会社フットパス研究所」を起業し代表に就任。伝統行事や食農体験を通じた交流の場「だいとお加多蘭会」の設立、地域に残る石橋のガイド、ネイチャーゲームや森林活動指導など、地域振興や歩く文化の創造と普及に向け多方面で活動している。日本フットパス協会理事。美里町文化財保護委員会委員長、熊本県文化振興審議会委員。

熊本地震復興セミナー
「地域の未来をつくる自然学校」とは

熊本地震から1年9カ月。被災の現場では復興に向けた新たな地域づくりが始まっています。
本セミナーは、災害大国ニッポンで地域の未来をつくるために、自然学校的な手法による地域再生の可能性を広げることを目指して開催します。

 

日時:2018年3月13日(火)13:30〜16:00
場所:益城町交流情報センター ミナテラス会議室(熊本県益城町木山236)
講師:井澤るり子(合同会社フットパス研究所 代表)
参加費:無料
定員:30名
主催:一般社団法人RQ災害教育センター
共催:RQ九州、九州自然学校協議会
協力:一般社団法人アイ・オー・イー
本セミナーは、2017年度地球環境基金の助成を受けて開催します。

熊本地震復興セミナー「地域の未来をつくる自然学校」[全5回]