日程:2024年1月7日(日)~11日(木)(佐々木、岡本は10日まで)

参加メンバー:

佐々木豊志(RQ代表理事)

森 高一(エコセン共同代表、RQ事務局)

岡本紀雄(1995年の阪神淡路大震災で被災者として支援活動を行い、佐々木さんともつながる。その後門前町に在住し山村留学の受け入れなど、2007年の能登地震でも現地の支援活動を行う。門前町はじめ能登でのネットワークが豊富)

【今回の活動概要】

7日午後に七尾市まで入り、道路状況や被災状況を確認。

8日は氷見から羽咋を抜け志賀町、輪島市富来(とぎ)町、門前町を回る。門前町は報道では取り上げられていなかったが大きな被害を確認。岡本さんの知り合いを訪ねる。その後穴水町を経由して金沢市内へ戻り、シェア金沢で関係者の皆さんと打合せを行う。

9日、七尾市、穴水町を抜けて能登町、珠洲市へ。海岸線、珠洲市の中心街から奥は、津波と地震で大きな被害が出ている。珠洲在住の関係者に逢い、金沢大学が関係する能登学舎が発展した「能登SDGsラボ」を訪ねる(旧小泊小学校、現在は避難所に)。

10日、再度シェア金沢で今後の対応を協議。

11日、トヨタ白川郷自然学校を訪ね、今回の情報共有と今後の支援活動について意見交換。

現地在住もしくは関係する方々に直接会って意見交換をするとともに、今後のRQ現地拠点立上げにむけて協議を行った。

その結果、1月中に輪島市門前町にRQ能登を立ち上げる方針とする。当面その準備と調整を行い、1月下旬より現地で必要な人材、支援を受け入れることを目指す。

【RQ能登の立ち上げ】

・珠洲や輪島中心部には現在も規模の大きなボランティア組織が入っているが、門前町は被害が大きいながら支援の手が薄い。岡本さんが10年以上在住し、2007年の震災でもボランティアの活動をした経緯から、地域との結びつきと信頼が厚く、まずは門前町をRQ能登のスタート拠点として活動をスタートする。

・大生(おはい)地区に活動拠点を置くべく調整する。現地で軽トラはじめ悪路でも対応できる車を確保したい。ネット環境の整備も必要。遠隔地でもネットが使える設備を整える。

・RQ本体として、現地から寄せられる必要なサポートを人的・資金的に行っていく。ウェブサイトを通じて、現地の状況と活動をお知らせするとともに、資金の支援を呼びかける。当初は一般ボランティアの受け入れはせずに、特に技術や経験のある人員に現地入りをマッチングする。

・能登町、珠洲市、輪島市中心部にも、現地の人を通じて情報を集め、状況に応じて支援を検討、現地にコーディネートが立てられれば活動エリアを広げていく。

令和6年能登半島地震 RQ能登立ち上げのための現地調査及び調整・準備活動 報告
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