輪島市門前町での活動を本格化しました。現在の活動は剱地地区で、地元の田谷武博さんが主宰するSUNくるとともにInspire Base(IB)を拠点に展開。地域の皆さんへあいさつ回りからニーズの聞き取りをし、寄せられた要望に応えていきます。

岐阜からOSSの北川さん、金沢の醍醐さん、宝塚から以前門前町在住していた岡本さんを中心に、活動をコーディネートしています。

活動拠点Inspire Base(IB)

IBは田谷さんのお父さんが以前経営していた田谷電気の建屋で、倉庫スペースと事務所スペース、キッチン、風呂トイレ、大きなお庭があります。

今回、田谷さんがここを地域の復興活動の拠点にと、いくつかの団体を受け入れ、RQも協働させてもらうことになりました。2階には宿泊スペースもあります。

長野県原村からRQに加わる長谷川さん(はせやん)を中心に井戸の復活ができ、その水を使った洗濯機の設置、タンクに汲んでの利用ができるようになりました。

加えて薪ボイラーの提供があり、今後お湯を供給してのお風呂も整備する計画です。

北川さんから提供いただいているタウンエースが2台、2t車が1台、熊本から杉田さんに移動してもらった軽トラ(MT車)が1台あります。これら運転可能な方歓迎です。

宿泊拠点 

RQの宿泊場所は、門前町内のまんだら村内に施設を借用しています。標高200mほどの別荘地で、関西にある酒造会社の所有する移築した古民家の建屋です。電気は来ていますが、水はIBからタンクで積んで使用、お湯はまだ出ません。

布団と冬用寝袋は複数あり、これを使っています。食事は当番制でみんなでつくる、各自でとるは相談で。

門前町内で食料が買えるドラッグストアは営業中。同じく自衛隊のお風呂が稼働(日替わりで男女別)しています。

現在の活動

IBでの活動時間は9時~17時。 2月18日からようやく災害ごみの運び込みが始まりました。自力での搬入が難しいお宅から地区の集積場所へ運ぶ作業が本格化しています。

ほか家の中で自力では難しい倒れた家具の移動や傾いたドアやサッシの応急処置などさまざまな役務、そして地域の小学生を20分ほど離れた小学校までの送迎など。 IBでは防寒着から日用品、非常食などの支援物資も揃っていて、必要な方に持っていってもらっています。

日を決めて昼時に炊き出しも。何より地域の皆さんとのコミュニケーションが第一です。

RQ能登 輪島市門前町剱地で活動本格化